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【湯けむりアーカイブス】昔ながらの手作業で、暮らしに寄り添う道具を作る。安中市の鍛冶屋、本家松永製作所。
シリーズ『湯けむりアーカイブス』では、群馬県内各地に根付く固有の文化や伝統、産業などを見つめ直し、地域の求心力であるその価値を丹念に紐解いて記録。未来へとつなげます。
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安中市の本家松永製作所は、昭和22年の開業から、手作業で道具を作り続ける鍛冶屋。農具や包丁、山林刃物をつくる鍛冶屋は「野鍛治」と呼ばれ、かつては各町や村に二軒三軒と存在し、その土地に合った道具を製造していました。現在は農業の機械化による需要の低下や大量生産品の流通により、群馬県内でも数えるほどとなっています。