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【じょうもう今昔物語】
「『やる』を続ければ街が変わる。温泉マーク(♨)をシンボルに活気、再び」ホテル・磯部ガーデン社長の櫻井太作さん
【湯けむりフォーラム×上毛新聞】

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「いらっしゃいませ。お疲れさまでした」。

 新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置付けが引き下げられた直後の2023年6月、磯部ガーデン社長の櫻井太作さん(52)は、コロナ禍以前と同じように宿泊の団体客を笑顔で迎えた。

 コロナ禍で激減した団体客がようやく戻り始めた状況に、喜びをかみしめながら「これからだ」と前を見据える。

 群馬県は草津・伊香保・四万・水上などに代表される「温泉王国」。各地には大小の特色ある温泉地が点在し、県西部に位置する磯部温泉は、誰もが知る温泉マーク(♨)の発祥の地として知られる。

「磯部温泉といえば、温泉マークと、鉱泉水を使用した薄焼きの『磯部せんべい』。有名というか、これしか売りがないんだよ」。磯部観光温泉旅館協同組合長でもある櫻井さんは豪快に笑って言い切った。

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