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ヒューマンライツ・ムービーフェスタ inぐんま

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映画から、人権を考える。

群馬県では、同和問題をはじめ、女性に対する暴力、いじめや児童虐待、高齢者や障害者、外国籍の人に対する偏見や差別、インターネットによる人権侵害やLGBTQ等の性的少数者に対する偏見や差別などをなくすため、さまざまな啓発活動を行っています。

500名近くの申し込みがあり大盛況となったイベントのアーカイブ映像が公開されました!今井ミカ監督と、同じく映画監督の今井彰人監督との姉弟対談。ふたりのルーツを辿る貴重なトークになっています。

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<企画概要> ←イベント終了しました

日  時:2022年2月6日(日) 
※配信時間はプログラムごとに異なります。

プログラム① 映画作品のオンライン上映
2月6日 0:00 〜 23:59 までの間、対象映画をオンライン上でご自由にご覧いただけます。

プログラム② 今井ミカ監督による講演・対談
2月6日 14:00〜15:40の間、YouTubeにてライブ配信を行います。また、追っかけ配信は2月6日の23:59までとなります。

視聴方法お申し込みいただいた方に、前日までに閲覧用のURLをご案内いたします。
費  用 : 無 料 (先着500名)
申込方法:以下URLの専用フォームからお申し込みください。(2月1日(火)23:00まで)

<プログラム詳細>

プログラム① 
映画作品のオンライン上映

本県伊勢崎市出身の映画監督 今井ミカ監督の作品「虹色の朝が来るまで」、今井ミカ監督の弟で同じく映画監督の今井彰人監督の短編「父」を、期間限定でオンラインでご視聴いただけます。
※2022 年 2 月 6 日 0:00 〜 23:59 まで限定配信

『虹色の朝が来るまで』今井ミカ監督作品(2018/63分)

ありのままの自分でいたい。ありのままで生きたい ──
群馬の手話サークルで知り合ったろう者の華とあゆみ。華は初めて同性に惹かれ戸惑うも、あゆみと交際することになる。後日、華は実家へ帰り、両親にあゆみとの交際について話すと、いつでも味方だった母親から拒絶されてしまう。母親の態度に華はショックを受けるが、あゆみとの関係を断ち切ることがどうしてもできない。苦しんでいる華を見かねたあゆみは、東京で開かれる“ろう者のLGBTQイベント”に華を誘う。そこには、悩みを抱えつつも前向きに生きる、ろうのLGBTQの人たちが集っていた。それぞれが今まで乗り越えて来た苦難を聞くうちに、初めは緊張していたふたりも、次第に心を開いていく…

監督・脚本・編集:今井ミカ
撮影:湯越慶太、音楽:門傳一彦
出演:長井恵里 小林遥 玉田宙 佐藤有菜 ノゾム 菊川れん 高木里華 太田辰郎 ほか
提供:シュアール|企画・制作:JSL Time
配給・宣伝:フィルモット
2018|日本|63分|16:9|カラー|日本手話・日本語字幕
公式ウェブサイト /予告編 

『父』今井彰人監督作品(2016/20分)

ろう者で俳優の遠藤。公演を控えている中、介護施設から「最近お父様が外出したがっています。1日だけでもいいので、どこかへ連れて行ってあげてください。」と一通のメールが届く。遠藤の父もろう者で、父が認知症を患ってから距離を置いていた。介護職員からのメールがきっかけで、公演のリハのため渋々劇場へ連れて行くが、父の思いがけない姿を目にする遠藤。ろう者の映画監督今井彰人が制作、出演する、音の無い世界。

監督・脚本・編集:今井彰人
@2016 IMAI Cinema

プログラム②
今井ミカ監督による講演・対談

今井ミカ監督による講演と、同じく映画監督の今井彰人監督との姉弟の対談をライブ配信いたします。

講演 14:00〜15:00
   今井ミカ 監督による講演 
対談 15:10〜15:40
   今井ミカ監督・今井彰人監督の姉弟対談

※講演と対談はYouTubeライブによる配信となります。なお、当日23 : 59 までは追っかけ再生でご覧いただけます。
※日本手話と音声日本語の通訳がつきます。

お申し込みはこちら

登壇者

今井 ミカ 映画監督、プロデューサー、手話監修者

群馬県出身。ろう者。 主な監督作「あだ名ゲーム」「朋心会〜私たちはあきらめない〜」など。2007年、和光大学表現学部に入学し、映像制作を中心に学ぶ。2011年、自身の母語でもある手話を言語学の観点から学ぶために、日本財団の支援を得て香港中文大学の手話言語学・ろう者学研究センターの研究生として留学。現在、NPO法人シュアールで理事長を務め、エンターテインメントを通じ手話やろう文化を普及する活動を行う。NHK Eテレ「NHK みんなの手話」出演のろう者でお笑いコンビの「デフW」のプロデュースなど、映像制作に打ち込んでいる。映画作品の多くは、ろう者を題材に音のない作品を作り続けてきたが、2018年初めて音響をつけた長編映画『虹色の朝が来るまで』が話題となり、2019年11月に劇場一般公開された。最新作『ジンジャーミルク』が、2021年12月の東京国際ろう映画祭にて上映。こよなく愛しているものは、猫とコーヒー。

今井 彰人 俳優、映画監督

主な出演作は、日本ろう者劇団創立30周年記念公演「エレファントマン」主演、日本ろう者劇団「小次郎 対 武蔵」主演、NHK Eテレ「みんなの手話」スキット出演など。2009年に群馬県立ろう学校卒業後、淑徳大学入学と同時に 日本ろう者劇団へ入団。俳優として舞台をはじめ、テレビや映画など出演し、その他にも映画監督や手話指導等、幅広く活躍中。