みんなで話そう!ゲームのこと~eスポーツからゲーム依存まで~

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 群馬県では、eスポーツによる地域振興、人材育成を目指して、「U19eスポーツ選手権」や「全日本eスポーツ実況王決定戦」などの大会を開催してきました。一方で、長時間のオンラインゲームがもたらす悪影響として、ゲーム依存の問題が指摘されています。
 2020年11月20日に行われたこのシンポジウムでは、「eスポーツからゲーム依存まで」という副題のとおり、ゲームの良い面・悪い面を取り上げ、ゲームとどう付き合っていくべきかをお話していただきました。
 ゲームに関わる様々な立場を代表して、群馬大学医学部附属病院の精神科医である福田正人先生、久里浜医療センターでゲーム依存症治療に携わっている松﨑尊信先生、ぐんま子どもセーフティネット活動委員会の理事長で、子どものインターネット上のトラブルを防ぐための講習会を行っている飯塚秀伯さん、障害者を雇用しゲームのデバック業務を行う株式会社デジタルハーツプラス代表取締役の畑田康二郎さん、株式会社デジタルハーツに所属して『鉄拳』シリーズの大会に出場しているプロゲーマーのみぃみさんに登壇していただきました。(肩書きは当時のものとし、以下、敬称を省略します。)

 シンポジウムの動画アーカイブはこちらから

Contents

▼ eスポーツについて
eスポーツとは何か?
eスポーツという産業
ゲーム好きを仕事にする
プロゲーマーとして得たもの
プロゲーマー以外の道

▼ ゲーム依存について
ゲーム依存とは
ゲーム依存の治療について
ゲームにおいて大人自身が気をつけるべきこととは?
周りが出来るサポートとは?

まとめ

eスポーツについて

◆eスポーツとは何か?

畑田 eスポーツの定義は、ゲームを使った対戦をスポーツ競技として捉えるということで、あまり難しく考える必要はありません。ただ、eスポーツでは、ゲームメーカーが販売促進のためにルールを変えてしまうことがあります。あるゲームですごく極めた選手がいても、ルールが変わるとどうなるかわからないところが、一般的なスポーツとは大きく異なる点だといわれています。

◆eスポーツという産業

畑田 eスポーツを産業という観点から見ると、日本国内の直接的な市場規模はまだ44億円程度といわれていますが、そのゲームが盛り上がることによってものが売れるとか、イベントで人が移動するといった間接的な波及効果まで含めると、だいたい300億円程度といわれています。世界的に見ると、もっと大きく1,000億円以上といわれています。日本では、その半分を目標に、2025年までには直接的な市場規模で600億円以上、波及効果まで含めると3,000億円規模の市場に成長させていきたいと、経済産業省が打ち出しています。

◆ ゲーム好きを仕事にする

畑田 我々は発売前のゲームをユーザーの目線でチェックしていく「デバッグ」という仕事を専業でやっています。一般的にはゲームは遊びであって、仕事とは別のものという認識があると思いますが、我々の会社ではゲームをすることで、ゲーム会社にとっての品質の向上につながります。ゲームは一つの産業です。そのサプライチェーンの中で重要な、品質をチェックするという工程を担っています。
 ゲーマーというのは、ゲーム産業に限らず、これからの時代に大変必要な人材です。特に、サイバーセキュリティ領域では、19万人もの人材が不足しているといわれています。我々は、ゲームをチェックする人材をキャリアチェンジして、サイバーセキュリティの領域に活用ができないかと、研修をしています。すでに100人近いメンバーが、ゲームのデバッグからキャリアチェンジを目指しています。
 また、デジタルハーツプラスという会社では障害者を雇用しています。障害のある方でも、ゲームが好きで、ゲームを1日集中してチェックできれば十分戦力になります。既に20人程度雇用していますが、皆さん真剣に一生懸命チェックしてくれますし、非常に高い評価もいただいています。
 ゲームには、今回のテーマの一つのゲーム依存症という負の面もありますが、自分の強みを生かし、好きなことを集中してできるといういい面に目を向ければ、これからの時代にとても必要なスキルであるといえると思います。我々はゲーム産業のサプライチェーンの一環として、ゲームの良さも伝えて生きたいという思いで活動しています。

◆プロゲーマーとして得たもの

みぃみ 専業のプロゲーマーはもちろん、私のような兼業のプロゲーマーも多くいます。私の場合は、1ヶ月で事務の仕事とeスポーツの仕事を半分ずつすると決まっていますので、eスポーツの時間を使って大会への出場、配信、動画編集などを行っています。練習の時間が取れないときは、プライベートの時間を使って練習しています。メインでやっているのは、3D格闘ゲーム『鉄拳7』です。

 私はゲームで、コミュニケーション能力を身に付けられたと思っています。ゲームがあれば、言葉が通じなくても、年が離れていても、性別が違っても、一緒に楽しく遊ぶことができます。コミュニケーションを取ることが怖い方とか、苦手な方、お子さまには、ぜひお勧めしたいです。私は日本語しかしゃべれないのですが、いろんな国の方と、この笑顔とテンションだけですごく仲良くなれた気がします。

 プロゲーマーとしていろんな大会に出場し、努力してきた人たちが対戦することで生まれるドラマは、見ている人に感動を与えるのだと実感しました。仕事や勉強、部活などもそうですが、何事にも一生懸命に取り組むという当たり前のことが大切だと、改めて学びました。

畑田 海外ではDota2という賞金200億円以上の大会がありますが、日本では、高額賞金を賭けることに対する規制があり、賞金のある大会はほとんどありません。強いて言えば、ゲームのIPホルダーが、盛り上げるために賞金数百万円を用意する大会がいくつかある程度です。

みぃみ 大会収入ということでしたら、プロゲーマーは海外に活路を求めますね。

◆プロゲーマー以外の道

飯塚 プロゲーマーというのは何となく想像はつきましたが、プロにはなれない方々がどうしているのかも、すごく気になります。

畑田 典型的なものとして、ゲーム実況があります。YouTubeなどでゲームの配信をして広告収入を得る人や、スポンサーから依頼され、自分自身がメディアとなってゲームを宣伝し収入を得る人がいます。IT系の仕事に就いて、日中はゲームのデバッグをしている兼業のプロゲーマーもたくさんいます。eスポーツに全てを懸けるというよりは、それをやりながら、ほかのスキルを身に付け、いろんなことをしていく方が現実的だと考えます。

飯塚 すそ野が広いというところが、今後のeスポーツの盛り上がり方だとか、あるいは一般の市民の見方、理解ということに、すごく重要になってくるという印象を持ちました。

ゲーム依存について

◆ゲーム依存とは


松﨑 久里浜医療センターは、神奈川県横須賀市にあります、非常に歴史のある病院です。1963年にアルコール専門病棟を設置したのをきっかけに、依存症の治療を開始しました。2011年には、日本で初めてインターネット依存の専門診療を始めました。

 10歳から29歳の方に「ゲームを1日に何時間していますか」と質問した調査があります。男性25%、女性10%は平日3時間以上と回答しています。休日ですと男性50%、女性23%です。若い人にとってはゲームが非常に身近で、3時間を費やすのは珍しくありません。

 ゲーム障害の診断基準にはいくつかの定義がありますが、一つはゲームをしたいという自分自身をコントロールできず、何よりもゲームを優先してしまうということです。さまざまな問題が起きているにもかかわらず、ゲームを続け、時間が増えてしまうという状態です。これをコアな症状として定義しています。

◆ゲーム依存の治療について

松﨑 基本的に特効薬はありません。周囲の人が本人のゲーム行動をコントロールしようとしても非常に難しいので、自分の意志で行動を変えていくようにサポートしています。ドロップアウトを防ぎ、我慢強く診療するようにしています。

 治療の一つに、認知行動療法を取り入れたSelf-Discovery Campというキャンプがあります。屋外炊事、アスレチック、トレッキングといったリアルな体験を通して、対人関係を育み、達成感を持ってもらいます。平成26年に第1回を開催して以来、毎年8月に8泊9日で実施しています。第2回、第3回は群馬県の赤城青少年交流の家で開催しました。

 ゲーム依存の話をしますと、相談先がないとか、治療をどこで受けられるのかわからないといった問題が挙がります。私たちのような病院がたくさんできればいいのですが、まだそういう状況ではありません。

 参考までに、群馬県では精神疾患に関する相談事業を「群馬県こころの健康センター」で行っています。また、私たちの病院で医療機関のリストを作成し、ホームページで公開しています。

福田 ネット依存の治療の基本として、自分の意志で行動を変えていくサポートが大事だということが印象に残りました。また、キャンプの名前には自分自身を見つけていくことが大事だという意味が込められていて、とても大事な取組なのだと分かりました。

飯塚 自分の子どもが依存症ではないかというときに、相談窓口がどこか分からないというのは、よく聞きます。全国的には依存症を診てくれる病院は少ないのでしょうか。

松﨑 アルコール、薬物、ギャンブル依存症を含めて、医療機関自体は増えていますが、インターネット・ゲーム依存は社会的な理解も進んでおらず、まだ広がっていません。全国で100ヶ所を超えるくらいはありますが、なかなか近くで見つけるのは難しいですし、あっても予約は取れないという状況です。潜在的にはかなりのニーズがあると思います。

飯塚 診療にはそんなに時間のかかるものなのでしょうか。

松﨑 「ゲームを取り上げればいい」とか、「入院させれば治る」とよく言われますが、これではネットやゲームに依存せざるを得なかった背景を解決したことになりません。家族関係とか、学校でのトラブルとか、不登校の問題とか、本当にたくさんあります。ただゲームを取り上げればいいという単純なものではなく、問題をきちんと拾い上げて取り除く必要があります。

福田 ゲーム依存はその背景に原因があり、そこに踏み込んでいかないと治療の効果が上がらない、ということになりますか。

松﨑 おっしゃる通りです。特に青少年の方はそうです。プロゲーマーのみぃみさんのように、ゲームをポジティブな目的でやっている方もいれば、現実の問題から目を背けたいというネガティブな目的でやっている方もいます。そういった方たちを救い上げていくのは本当に手間がかかり、また求められている仕事だとも思います。

◆ゲームにおいて大人自身が気をつけるべきこととは?

飯塚 先日、高校生と座談会をしたところ、「私は食事の時に学校での話をしたいのに、親は話も聞かずに食事中にスマホを触っていて腹が立つ」という話を聞きました。大人も、子どもと一緒にインターネット、スマホの使い方を学ぶという姿勢が必要だと感じました。使用時間やアクセスできるサイトを限定する機能もありますから、有効に活用しながら、大人と子どもが一緒に長時間のゲーム・スマホ利用を抑えていくことができればと思います

松﨑 ハイスペックなパソコンだけでなく、スマートフォンで気軽にゲームができるようになっていますので、スマートフォンを持たせるときに、適切な使い方を一緒に考えていくというのが、一番にやるべきことだと思います。ルールを押しつけると子どもは反発しますので、お互いの目を見て話し合うことが大事です。年齢が上がるごとに「親のルールなんて関係ない」と思う子どもは増えていきますので、できれば小学生、中学生のうちから長時間のゲームによる問題について一緒に考えることが大切です。

 大人のスマートフォンやインターネットの使い方も見直すべきだと思います。大人が好き勝手にスマートフォンを使っていて、子どもに「おまえは使うな」と言っても、聞くはずがありません。大人の使い方も見直しつつ、子どもに伝えると、うまくいくのではないかと思います。

みぃみ 私も、趣味でゲームをやるときは時間を忘れてしまいます。ですが、メインタイトルをやるときは、仕事と同じ感覚で、しっかり時間を決めてやっています。大人でも趣味のゲームをきっちりやるのは難しいので、お子さんの場合、親御さんが一緒に協力して、時間を決めてやっていくのがいいと思います。

福田 プロゲーマーの方が集まって子どもさんに発信する取り組みはありますか。

畑田 大阪の生野区長から、ゲームを使ったイベントをやりましょうとお声がけをいただきまして、そこでもみぃみ選手に登壇してもらいました。伝えたかったことは、まさに先ほどの松﨑先生のお話にもあったセルフコントロールです。ゲームに遊ばれるのではなくて、ゲームをちゃんと積極的に遊ぶということが大事だと思っています。

 プロゲーマーの選手は漫然とゲームをしているわけではなく、ゲームを道具として使って、人間としての限界をどう超えていくか挑戦しています。普通のスポーツのコーチに指導を受けたり、成功確率を計算して練習したりと、科学的にトレーニングをしています。

 今、サイバーセキュリティの分野で活躍している人材も、ゲームの遊び方は違います。ゲームメーカーが作った遊び方を超えて遊べるというのは、普通の思考の外側にある攻撃方法に気づく柔軟な発想につながります。セルフコントロールをしてゲームができることは、すごく大事だと思います。

 また、コミュニティ、仲間がいることは大切だと思います。みぃみ選手も『鉄拳』のコミュニティの中で、いろんな選手と励まし合ったり、一緒に競い合ったりします。勝ち負けや数字がはっきり出てしまうので、のめり込んでしまって、どんどん課金して強くなろうとしてしまうのはよくありませんが、「今日はここまで頑張ろう」と決められれば、はっきりした数字は励みになります。うまく付き合える仲間がいることは、すごく大事だと思います。

みぃみ 私は、ゲームセンターで直接会った方と今でも仲良くしていることが多いのですが、今ではオンラインが主流なので、ボイスチャットを使って仲良くなることもあります。大会中もボイスチャットを繋いでお互い応援し合っています。TwitterなどのSNSで発信して、他の人の目につくようにしていけば、仲間作りができると思います。

◆周りが出来るサポートとは?

福田 既に身近に依存症的になってしまった人がいた場合に、周りがどうサポートできるかということについて、何かお知恵がありますか。

松﨑 ゲーム以外何もしたくないというお子さんから話を聞くと、多くがこのままではいけないという気持ちも持っています。ただ、その気持ちに気づきたくないためにずっとゲームをやってしまいます。このままではいけないと思っている部分も少し広げてあげると、会話のきっかけができると思います。ただし、子どもにはどうしても親の言うことを聞かない時期があります。そうしたときでも、同じぐらいの年齢のお子さんや、少し目上の先輩の言うことであれば耳を傾けてくれますので、そういう子を間に入れて話をするのもいいと思います。みぃみさんのようなプロゲーマーが「問題があったときには、迷わずに相談に行ってね」と啓発することがあったら、話が弾むのではないでしょうか。

福田 依存症だった人がそこから抜け出した経験を、抜け出せない人に伝える取組は、何かありますか。

松﨑 先ほどのキャンプでは、教育学部、心理学部の大学院生がボランティアで参加してくれています。その中には、インターネット・ゲーム依存から回復して大学に復学したり、就職したりしている人がいます。こうした人に参加してもらい、回復までのイメージや目標を持てるようにしています。

畑田 デジタルハーツでゲームのデバックをしている人の中には、何年もゲームばかりしていて、これでいいのかと思って会社の門を叩いてくれた人もいます。ゲームを仕事としてやって、チェック項目に沿って問題がないか確認し、ビジネスレポートのようにまとめて問題を報告して、給料をもらうという体験を通じて、心が少しずつ健康になっていっているように思います。また、仕事のコミュニティに属して、自分が社会の役に立っていると思うことが、就労に参加するきっかけになっています。依存症の方でも活躍できる職場がありますので、就労につなぎ、社会に参加するきっかけを作ることが大切だと思います。
 デジタルハーツプラスは障害者雇用に特化した会社で、障害者の就労移行支援機関でいろんなトレーニングをしています。障害があっても、好きなゲームを通して社会にとってプラスな活動ができるということで、これからも拡大したいと思っています。

福田 みぃみ選手からお話をお伺いしている分には、とてもコミュニケーションが苦手だったようには思えませんが、コミュニケーションについてお話をいただけますか。

みぃみ 以前は、趣味でゲームをしているときにはあまり周りの人と話したくないと思っていました。ですが、格闘ゲームを始めて、ゲームセンターで面と向かって対戦することで、自分からコミュニケーションをとりたいと思うようになりました。
 ボイスチャットも、話すタイミングが難しいので最初は苦手でした。けれども、ゲーム内で気軽に文字のチャットを打つことで、相手の反応を気にしながらコミュニケーションを取れるようになりました。文字だけのチャットだと気軽に書けるので、そこからボイスチャット、映像を使った会話と、段階的に慣れていけたらと思います。

福田 みぃみさんは、ゲームで社会に認められること、社会の中で役割を果たすことについて、どうお考えでしょうか。

みぃみ 私は、自分がプロゲーマーとして活動をすることで、ゲームに貢献できたらと思っています。ゲームをやりたい気持ちは私もよく分かりますが、ゲーム依存で悩んでいる方は、自分がやらなければならないことから逃げないで、やるべきことを30分からでも始めるといいと思います。「今日はこれを30分やったから、自分の好きなゲームは30分、1時間できるよ」と決めて、ゲームともうまく付き合ってほしいなと思います。

まとめ

飯塚 みぃみ選手の「やらなければならないことから逃げない」という言葉が響きました。やはり、つらさや苦しさから逃げたいという気持ちがゲーム依存につながっていくのだと思います。このメッセージは、すごく強く伝わるのではないでしょうか

 それから、ゲーム依存になったときに、誰しも「これではいけないな」と思うのですが、何か他にやりたくてもゲームしか遊びを知らないというのは、問題だと思います。豊かな選択肢が浮かんでくるような子育て、教育を、社会がサポートしていくべきではないでしょうか。そのためにNPOや行政の仕事があるのだと思います。そして、みぃみ選手のようなプロゲーマーであったり、デジタルハーツプラスのデバッカーであったりというように、裾野を広くして、豊かな発想ができる社会になるといいなと思っています。

福田 私はあまりeスポーツのことを知りませんでしたが、今日のお話を聞いてだいぶイメージが変わってきました。プロゲーマーとはどんな人かとドキドキしていましたが、当然ですが、プロゲーマーでもその背景には人生があるのだと納得しました。ゲーム依存のことについても、依存症の方も、社会の中で認められたいという当然の気持ちをお持ちなのだと、改めて気づかされました。畑田さんのように、人間が人間らしさを発揮できるような社会にするためにデジタル、ゲームを活用していこうという取り組みがあることも知りました。
 eスポーツとか、ゲーム依存とか、プロゲーマーということについて、社会の中では何か画一的な理解がありますが、そうではないということを知ることができました。
 ぜひ、このことを、群馬県民の方、全国の方々に知っていただきたいと思います。ITやゲームは、日本の社会を良くし、我々自身が人間として成長していく上で、大きな役割を果たす存在になるという可能性を感じさせるお話をいただきました。

登壇者

福田 正人 群馬大学大学院医学系研究科神経精神医学 教授

医学博士。群馬大学大学院医学系研究科神経精神医学教室において、臨床、研究、人材育成に携わる。
群馬県精神保健福祉審議会、群馬県自殺対策連絡協議会、群馬県アルコール健康障害対策連絡協議会など、群馬県における多数の委員会の会長職に就任しており、県精神保健行政の推進や県民のメンタルヘルスの向上に貢献している。

松﨑 尊信 独立行政法人国立病院機構久里浜医療センター 医師

医学博士。
国内最先端の依存症治療を行っている久里浜医療センターにおいて、アルコール依存、ギャンブル等依存、ゲーム依存等の患者の治療に携わる一方、患者の回復のための支援、人材育成、予防のための啓発活動にも力を入れている。

飯塚 秀伯 ぐんま子どもセーフネット活動委員会 理事長

平成18年に「ぐんま子どもセーフネット活動委員会」を立ち上げ、平成27にNPO法人化。
長年にわたり子どもの健全育成活動を続けている。
ぐんま子どもセーフネット活動委員会では、インターネット空間で起こる子どものトラブルを未然に防ぐため、インストラクターによる講習会のほか、調査・研究、講演等の活動を行っている。

畑田 康二郎 株式会社デジタルハーツプラス 代表取締役

障害者の社会進出や多様な人材が活躍する社会の実現を目的に、(株)デジタルハーツの子会社として、2019年に(株)デジタルハーツプラスを設立。
ゲームやソフトウェアのテスト・デバッグを行うほか、ひきこもり支援を行うNPOや、不登校の子どもが通うフリースクールと連携したゲーム大会を開催している。

みぃみ プロゲーマー

鉄拳シリーズの強豪女性プレイヤー。
(株)デジタルハーツのeスポーツ事業を担当しながら、同社が運営するゲーミングチームに所属。
国内外の大会に多数参加している。