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GIGAスクール構想がもたらす変化とは?

『GIGAスクール構想』とは、全国の児童・生徒1人に1台のコンピューターと高速ネットワークを整備し、子どもたち一人一人に個別最適化された教育を届けることを目指すプロジェクトです。文部科学省を中心に全国で推進されており、群馬県内の小中高等学校でもICT端末の導入が進んでいます。

これまでの教育の仕組みが大きく転換したことで、子どもたちの「学び方」、教員の「教え方」、地域や保護者の「関わり方」も大きく変化。今まで出来なかったことが可能になる数々のメリットを発見したのと同時に、現場にはさまざまな混乱もみられたそうです。

今回は、群馬県の平田教育長、学校の「当たり前」を疑う改革を通して全国的に話題になった千代田区立麹町中学校の元教諭の加藤先生、群馬県内の現役教員である吉澤先生をお迎えして、『GIGAスクール構想』の現在地、これからの展開を一緒に考えます。

●動画は4部構成になっています。
第1部 GIGA スクール構想の現在地 
第2部 教員の仕事がキカイに奪われる?
第3部 I CT と本質的な指導力の関係とは?
第4部 地域に開かれた学校とは?

登壇者

平田 郁美 群馬県教育長

東京都生まれ。横浜国立大学教育学部卒業、同大学大学院教育学研究科修了、東京都立大学大学院理学研究科修了。理学博士。1991年、共愛学園女子短期大学に入職後、講師・教授を長年務め、共愛学園前橋国際大学学長、学校法人共愛学園副学園長を歴任。2016年10月~2021年3月まで群馬県教育委員会教育委員を務め、2021年4月より現職に就任。

加藤 智博 立命館守山中学校・高等学校 教諭
生徒部主任(中学) 硬式野球部顧問

鳥取県出身。2020 年 3 月まで、教育改革で注目を集めた東京・千代田区立麹町中学校で生活指導主任(現・生徒 支援主任)と学年主任を兼務。 固定担任制の廃止や定期テストの廃止など工藤勇一校長(当時)の もと次々と進められた学校教育改革の現場で中心的役割を担う。 2020 年 4 月から立命館守山中学校・高等学校に実践の場を移す。脳神経科学やコーチングを取り入れた生徒の自律を育む生徒支援を 継続実践中。今年度は生徒部主任として、生徒や保護者を交えた学校づくりを進めている。元中卒浪人生。

吉澤 千恵 群馬県立沼田女子高等学校 教諭
英語科 フェンシング部顧問

父の影響で8歳からフェンシングを始める。沼田女子高校在学中に国体で優勝し、早稲田大に進学。4年次に日本代表入りを果たす。卒業後は教職に就きながら選手を続け、世界選手権出場、アジア大会団体銀メダル。現在は母校で部活指導と生徒会活動両方に注力し、開校100周年プロジェクトのクラウドファンディング、ファッションショーを手がける傍ら、関東大会準優勝を果たしている。パーソナリティを務めるFM OZE「LOVEフェンシング」では、毎週水曜日、教育とフェンシングについて熱く語る。

青山 侑哉 システム・アルファ株式会社
営業/エバンジェリスト

2011年より公立小学校・中学校教諭を経験。2019年よりシステム・アルファ株式会社に入社。システム開発やパソコン関連機器の営業と並行し、2020年5月より会社公認のYouTubeチャンネルを開設。一人で企画・撮影・編集を行う。個人や中小企業向けに、トラブル解決や仕事に役立つ知識を発信している。また、セミナーなどの講師や配信支援の業務も担当。エバンジェリストとしてマルチに活躍中。